訓練の日記

２００２’１０月

5日　今日も１時半。どうもしばらくはこの時間が続きそうだ。 学校に着く頃にはちょうどピコは眠い時間。車を止めても熟睡している。 いつもなら到着と同時にお水を欲しがるが寝ていてそれどころではない。 この前もそうだった。早くこのリズムに慣れてくれ。 １時半でも学校はもうとても混みあっていた。ポン子ちゃんちも着いたところ。 ポン子ちゃん少しやせたかな？相変わらずこの２頭は挨拶ってもんをしようとしないわ。 まあ学校だとどの子ともそうだけどね。でもビアンカは元気一杯。先頭たって学校に入っていく。 まったく嬉しくてしょうがないようだ。まだおチビだし、みんなかわいがってくれるしね。 今日はこの前教えてもらったチャンキーを持ってきた。その効果の程はいかに。。。まあまあかな。 まっ、ピコの動きはあんなもんでしょう。落としてもよく食べていたし。 どうもこの頃おやつをあげると後の続きが悪い。先生にも指摘された。すぐにおやつで誘導してくれと。 褒めることを第一に。次におやつで誘導。そして我慢。すぐに持来に。 何かぜんぜんのってないぞ。うっ。しかし無難にこなす。２回目はちゃんと停座させて待てをかけてから 取りに行かせる。うんうん。のろいけどよくできました。 問題は障害。今日はほとんど拒否。まいったなあ。ふぅ。やっぱ長くかかりそうだ。体重が増えていたしなあ。 減量させねば。まともに飛べたらもう少し先が見えてきそうなものだけど、 これでは高等科どころか準高だっていつになるのかわからない。はあぁぁぁぁ。 ビアンカは同じぐらいの月齢のお友達を見つけてバトル。ジャックラッセルテリアのたんたんくん。 始めはビアンカの分が悪かったけど体はビアンカの方が大きい。あっと言う間に形勢逆転。 たんたんくんはうーうー言いだしてしまった。聞くとこれから訓練だと言う。うわっ。ごめんよ。 うん？たんたんくんはもう訓練しているの？おっとビアンカもぐずぐずしていられないわ。 せめて遊びかただけでも教えて。今のままでは怖いおねー様がいて遊ぶこともできない。 １

12日　いよいよ今日からビアンカも教室かと思っていたけど 先生が忙しくてそれどころではないようだ。先生、生徒さん沢山持っているものねぇ。 平日に通えればゆっくりと教えてもらえていいんだけど、留守番してくれる妹も会社に来ないので そうもいかない。 ちょっと待ってピコの訓練が始まった。いきなり先生に「中等科を煮詰めますか？高等科をやりますか？」 と聞かれた。もちろん高等科をお願いしますと答えた。 なので反対側で休止をさせしばらく待たせてから持来。 ダンベルを見せて盛り上げてから停座させる。リードをつけておいて投げてからリードをはずしモッテコイ。 停座させる時に軽くショックをかけておく。だんだん持来も形になってきたわ。 あとは最後のダセだけど･･･どーもぐらぐらしていて落っことしそうなのよねぇ。 障害。１０センチの板を１枚抜くので６０センチぐらいかしら。 この高さだと何とか飛べる。行きはいいのだけど帰りがちょっと嫌がっている。 リードを付けて私が往復を誘導するかたちでやっているけどリードを離さずにと言われるけど ピコのボールを追うスピードの方が速くて置いていかれてしまう。 リードをつかもうと慌ててしまうがうまくピコの後方で位置を替えるようにと言われた。 高等科は自由課目が６課目もある。いままで中等科で使っていた自由課目の行進中の立止と 据座、遠隔の停座から伏臥はすべて規定課目に入ってしまっている。 なのでまるっきり新しい自由課目を選ばなければならない。 先生と何をやるか聞かれて遠隔をいくつかと速歩行進中をいくつか、八の字股くぐりと 脚飛びもやりたいと言ったところ、「何故遠隔をもっと選ばないのですか？自由なのだから 全て遠隔でもかまわない」と言われた。確かに速歩は大会でピコが走るか自信がない。 脚飛びもしかり。八の字は何度か大会でやっているので自信はある。 しかし･･･遠隔ばかりと言うのもつまらないものがあるなあ。 と言う訳で遠隔を次々とやってみる。まあ、ピコはこれらは結構得意。 ひん曲がったりはしているがよくやっている。先生にもよく言葉を理解しているとほめられた。 ただ、まだまだ近くの公園と学校でしかやったことがない。 知らない場所に行ってできるか大いに疑問ではある。まっそれよりも順番を覚えきれない。 停座から立止。伏臥から停座。伏臥から立止。立止から停座。立止から伏臥。おっ、これで５課目。 あとひとつはやっぱり八の字だな。次回の訓練はさ来週の土曜日。１時から。 次こそはビアンカも教えてもらえそうだ。２

26日　今日からいよいよビアンカの訓練が始まった。まずは 契約書に必要事項を書き入れる。血統書名とか･･･登録番号とか･･･っておおいっ、まだ 名義変更した血統書が届かないよ。９月８日にビアンカの契約した時に一緒に申し込んでおいたのに。 いっくら何でもそろそろ届いてもいい頃じゃないのかなあ。先生、ちゃんと確かめてね。 ビアンカのコースはピコと同じ月４回。土日だったら同じ日でも二日に分けてでもいいと言ってある。 ピコは今は高等科に向けて。その後もどうせビアンカと一緒に通うからこれからも しばらくはお付き合いをよろしくお願いします。 さて訓練はピコから。ここに着くまでは雨が酷く降っていたけど始める頃には止んだ。 おあつらえ向きにぐちゃぐちゃのグラウンドがアジが始まる前で空いている。 「あっちに行きましょうか」。。。はい。チャンキーの威力でピコはドロドロになりながら頑張っていた。 しかし、行進中の反応がちょっと悪い。でもこれはいつもかな。また強制してトロトロになるのも嫌。 先生と話し合って強制はしないことにした。うう〜ん。どうしようかな。 屋根付きの練習場に戻って持来と障害。どーーも持来がいまいちだよ。何度も繰り返すうちに 拾って来ない。ボロっと落とした。「つめて行くと意欲だけではなく必ず持って来ることを教えなければならない。 意欲の波が大きいピコは特にですよ。」と言われた。じゃあ家でも？と聞くと家では いままで通り一回で遊んで終わりにするようにと。 障害は最初紐をつけるのを忘れてしまう。どうしても帰りが飛ばない。紐をつけてもう一度。 結構簡単に飛んでいるじゃない。ふぅ。やっぱりあんたって服従してないんだろうなあ。 さてビアンカ。ピコは猛烈に吼えているけどすぐにピコのことは忘れた。 ビアンカは私が話しを聞いている間、先生にぴょんぴょん飛びついている。 ずうっと飛びついている。アホだね。 ピコの紐つきボールで遊ぼうとしたがビアンカは周りを気にして遊ぶどころではない。 「犬のご機嫌をとってますよ」その通りです。「箱入り娘になってしまいますよ」 だって壊れてしまうのではないかと思って。犬の意思ではなく人間の意思でやる時はやるように。 わかっちゃいるけどちょんとショックをかけると吹っ飛んでしまうのよ。でも頑張ろう。 ボールに見向きもしないビアンカに困っているとすかさず先生から「ボールを変えましょう」 と軟球の野球のボールを借りた。手でついてマリみたいに遊ぶ。これは結構難しい。 変なところに飛んでいく。ビアンカはボールを追いかけているようで私を追いかけている。 家でも外で遊ぶ時に感じていたけど私を見ながら走る。先生にも 「それならそれでもいいんですけどね」って。。。どっちだい。 ピコの訓練の持来と障害とボール投げは結構体を使うので汗が吹き出て息が切れていた。 そのままビアンカのボール遊び。ものすごく息が切れた。酸素が足りない。 まじで貧血起こしそうだった。 同じぐらいの年齢の女性が連れていたボーダーコリー。一昨年の学校の犬だと言っていたが 顔の点々と片耳が白いのがビアンカとそっくり。体はちゃんとしたボーダー柄だったけど。 「マーキングが酷いので先生に見てもらわなくっちゃ」と言っていた。アジリティーもやっていた。 でも待てができないようだった(^_^;)　ご夫婦で来たようだったけど帰り際車に乗っていると 学校の門を出てきた。お父さんがリードを持って盛んに「いけない」と繰り返している。 「とんだ恥をかいてしまった」とご夫婦で話しをしている。恥？できない事を教わるのに 恥ずかしいことはないよね。恥だと思う部分まだ余裕があるってことよね。 それともこの子はとっても優秀なワンちゃんなのかな？Ｐ３Ｂ１